Python基礎講座 #2 — Pythonをインストールしよう
第1回では、Pythonがどんな言語なのかを大まかに見てきました。 今回は実際に開発環境を整えて、Pythonを動かせる状態まで進めます。
この講座では、WindowsでもmacOSでも扱いやすい Anaconda を使います。 AnacondaにはPython本体だけでなく、科学計算向けの主要ライブラリや、 対話実行に便利な IPython、ブラウザ上でコードを試せる Jupyter Notebook も入っています。
なぜAnacondaを使うのか #
Pythonのインストール方法はいくつかあります。 公式サイトから素のPythonを入れる方法もありますが、入門段階では 「すぐに動くこと」が大事です。
Anacondaを使うと、次の利点があります。
- Python本体と周辺ツールを一度に導入できる
- データ分析系のライブラリが最初から揃っている
- WindowsとmacOSの両方で手順を揃えやすい
- Jupyter Notebookをすぐに試せる
特に、今後データ分析や機械学習にも触れたい人には相性のよい構成です。
Windowsでのインストール #
- ブラウザでAnacondaの配布ページを開きます。
- Windows用インストーラをダウンロードします。
- ダウンロードしたインストーラを実行します。
- 画面の案内に沿って進めれば基本的に問題ありません。
インストールの途中で、環境変数にPythonを追加するかどうかを尋ねられる場合があります。 入門段階では、まず既定値のまま進めて構いません。 Anaconda NavigatorやAnaconda Promptから十分に作業できます。
インストールが終わったら、スタートメニューから Anaconda Prompt を開いて、 次のコマンドを試してください。
python --versionバージョン番号が表示されれば、Pythonは正しく導入されています。
macOSでのインストール #
macOSでも流れはほぼ同じです。
- Anacondaの配布ページを開きます。
- macOS用インストーラをダウンロードします。
.pkgあるいは配布形式に応じたインストーラを実行します。- 画面の案内に従ってセットアップを完了します。
インストール後、ターミナルを開いて次のコマンドを実行します。
python --versionあるいは、環境によっては次のように確認する方が確実です。
python3 --versionAnacondaを通してPythonが正しく入っていれば、バージョン情報が表示されます。
IPythonを起動してみる #
Pythonが入ったら、次は IPython を試します。 IPythonは、通常のPythonシェルよりも使いやすい対話実行環境です。
ターミナルまたはAnaconda Promptで次を実行します。
ipython起動したら、簡単な計算をしてみましょう。
1 + 2結果として 3 が返ってくれば問題ありません。
終了するときは次のコマンドを入力します。
exitJupyter Notebookを起動してみる #
Anacondaの大きな利点のひとつが Jupyter Notebook をすぐ試せることです。 Notebookはブラウザ上でコードとメモを一緒に扱えるので、学習用として非常に便利です。
起動は次のコマンドです。
jupyter notebookするとブラウザが開き、Notebookの画面が表示されます。 新しいノートブックを作成し、最初のセルに次のコードを書いて実行してみてください。
print("Hello, world!")出力が表示されれば、Pythonの実行環境はきちんと整っています。
ここまでできれば十分 #
最初から複雑な設定を覚える必要はありません。 今の段階で大事なのは、次の3点です。
- Pythonがインストールされている
- IPythonで対話実行できる
- Jupyter Notebookでコードを実行できる
この3つが確認できれば、以後の講座を進める準備は完了です。
第2回はここまでです。 第3回では、エディタの準備と、Pythonコードをファイルとして保存して実行する流れを見ていきます。