Python基礎講座 #2 — Pythonをインストールしよう

読了 4分

第1回では、Pythonがどんな言語なのかを大まかに見てきました。 今回は実際に開発環境を整えて、Pythonを動かせる状態まで進めます。

この講座では、WindowsでもmacOSでも扱いやすい Anaconda を使います。 AnacondaにはPython本体だけでなく、科学計算向けの主要ライブラリや、 対話実行に便利な IPython、ブラウザ上でコードを試せる Jupyter Notebook も入っています。

なぜAnacondaを使うのか #

Pythonのインストール方法はいくつかあります。 公式サイトから素のPythonを入れる方法もありますが、入門段階では 「すぐに動くこと」が大事です。

Anacondaを使うと、次の利点があります。

  • Python本体と周辺ツールを一度に導入できる
  • データ分析系のライブラリが最初から揃っている
  • WindowsとmacOSの両方で手順を揃えやすい
  • Jupyter Notebookをすぐに試せる

特に、今後データ分析や機械学習にも触れたい人には相性のよい構成です。

Windowsでのインストール #

  1. ブラウザでAnacondaの配布ページを開きます。
  2. Windows用インストーラをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたインストーラを実行します。
  4. 画面の案内に沿って進めれば基本的に問題ありません。

インストールの途中で、環境変数にPythonを追加するかどうかを尋ねられる場合があります。 入門段階では、まず既定値のまま進めて構いません。 Anaconda NavigatorやAnaconda Promptから十分に作業できます。

インストールが終わったら、スタートメニューから Anaconda Prompt を開いて、 次のコマンドを試してください。

python --version

バージョン番号が表示されれば、Pythonは正しく導入されています。

macOSでのインストール #

macOSでも流れはほぼ同じです。

  1. Anacondaの配布ページを開きます。
  2. macOS用インストーラをダウンロードします。
  3. .pkg あるいは配布形式に応じたインストーラを実行します。
  4. 画面の案内に従ってセットアップを完了します。

インストール後、ターミナルを開いて次のコマンドを実行します。

python --version

あるいは、環境によっては次のように確認する方が確実です。

python3 --version

Anacondaを通してPythonが正しく入っていれば、バージョン情報が表示されます。

IPythonを起動してみる #

Pythonが入ったら、次は IPython を試します。 IPythonは、通常のPythonシェルよりも使いやすい対話実行環境です。

ターミナルまたはAnaconda Promptで次を実行します。

ipython

起動したら、簡単な計算をしてみましょう。

1 + 2

結果として 3 が返ってくれば問題ありません。 終了するときは次のコマンドを入力します。

exit

Jupyter Notebookを起動してみる #

Anacondaの大きな利点のひとつが Jupyter Notebook をすぐ試せることです。 Notebookはブラウザ上でコードとメモを一緒に扱えるので、学習用として非常に便利です。

起動は次のコマンドです。

jupyter notebook

するとブラウザが開き、Notebookの画面が表示されます。 新しいノートブックを作成し、最初のセルに次のコードを書いて実行してみてください。

print("Hello, world!")

出力が表示されれば、Pythonの実行環境はきちんと整っています。

ここまでできれば十分 #

最初から複雑な設定を覚える必要はありません。 今の段階で大事なのは、次の3点です。

  • Pythonがインストールされている
  • IPythonで対話実行できる
  • Jupyter Notebookでコードを実行できる

この3つが確認できれば、以後の講座を進める準備は完了です。

第2回はここまでです。 第3回では、エディタの準備と、Pythonコードをファイルとして保存して実行する流れを見ていきます。

X